豊後二孝女物語
合同新聞に「二孝女の心DVDに」とあって、鏝絵をつくったことを思い出した。
大分県臼杵市にある川登小学校に取り付けてある。
懐かしい
これは、実話。「二孝女」とは、江戸時代のお話。二人の娘が諸国霊場巡拝の道中
倒れた父を川登泊村に連れて帰ろうと旅をするお話。
8年振りに父と再開や物乞いをしたお話しがある。
平成7年12月17日の新聞。鏝絵が取り付けられた際、除幕式が行われた。
大分千歳町にある十時花園
十時花園さんでピザ窯の試運転が行われた。
ゆっくりとした時間を過ごすことができた。
ここで古城さんの娘さんと作品の続きに取り組んだ。
仕上がり度は、あまだ50%ほど。
これから命を吹き込んでいく。
二刀流
「どちらが聞き腕ですか?」と問われる時がある。
「両利き」です。
元々、左が利き手。
ところが昔現場では、右を使うように努めなければいけなかった。
そういう時代だった。
今は、両方を自由に使っているため、作品を作るときでも無駄な動きが減った。
ずっと両手を使っているわけではなく、必要な時だけ使う。
逆に無駄な動きをしたくない。
体感する
古城さんの娘さんが、鏝絵を体験中。
鏝を握る。漆喰に触れる。「何でもやってみる」のが、一番いい。
週末には、東京に戻られるそうで、えらく急ピッチ…
何でもそうだと思うが、「気持ち次第」
言葉での説明よりも体感するのが、ベスト。
今日もこれから作業開始!
未来につなげる
小さなお客さんが来た。
「じ~っ と見つめる目がいい」
鏝や道具、手元から離れない。未来の職人の目だ。笑
色々なモノを見て、触れ、やってみる。
そんな機会を未来へつなげる。
そんな当たり前が、当たり前でなくなる時代 がどこかさびしい。
今、しっかりとその目に、心に焼き付けておいてほしい。
ありがとう。